
駒込中学では、新1年生が学校生活に早く馴染んで先輩達ともコミュニケーションが取れるように、在校生と共に「対面式」という行事を行っています。今年は4月25日(水)の6限から実施しました。
本校勧学ホールに中1が入場すると、中2、中3が拍手で迎えます。学校生活に慣れてきた1年生もこの瞬間ばかりはまだ緊張の色が隠せません。やがて全員が揃ったところで、生徒会の生徒を中心に進行されます。

この対面式では、同時にクラブ紹介が行われ、文化部、運動部が5分間という限られた時間の中で活動内容の説明やデモンストレーションを行い、中1からの入部を願って熱心に紹介が繰り広げられます。高校生と一緒に活動する文化部の中には、その高校生部員も登場しての紹介になります。
スライドを示しながら活動状況を説明したり、ステージ上でボールを使ってデモンストレーションをしたりで、それぞれのクラブが工夫を凝らした紹介を行い、たいへん盛り上がりました。

華道部はスライドを使って、仲の良い活動をアピール。

ラグビー部はユニフォームに着替えて、凛々しく披露。

吹奏楽部は高校生も入って、本格的にパフォーマンス。

バドミントン部はホール内に向けてシャトルのプレゼント。
クラブ紹介も終盤になれば、いつの間にかホール内も一体感が生まれて、最初の緊張感もなくなり、リラックスして耳を傾けていました。
現在は仮入部期間で、生徒は気になるクラブを見学したり、体験入部をしたりして、本登録するか否かを考えているところです。どのクラブも新入生に入ってほしいですから、いつもより増して親切丁寧に指導しています。顧問の先生方にも力が入ります。
大切なコミュニケーション力を育て、自分自身が輝ける場所となるクラブ活動に対して、生徒たちはとても前向きです。入部率も9割台を推移してきています。一つの共通した目的に向かってつながりを持って、絆を深めていくことは将来の財産にもなります。

クラブ活動がそんな大切な役割を果たせるように、生徒たちには安全に注意して、積極的に活動してほしいと願っています。
4月7日土曜日、駒込中学校・高等学校にて入学式が挙行されました。この日は気温も上昇して、燦々と日光も降り注ぎ、そのタイミングに合わせたかのように満開となった桜の木々が新入生を迎えました。
真新しい制服に身を包み、緊張した足取りと表情で校門の前に立ちます。そこには自然と列が出来て、 “入学式” と書かれた看板を背景に次々と記念撮影をしていました。


「何組だろう」とクラス掲示板の前で自分の氏名を探す新入生は、受験を乗り越えた喜びと誇りを胸にして、受験生として同じ校門をくぐったときの表情とは一変しています。晴れ晴れとしたその表情には、これから訪れる中学生活への期待に満ちているように感じました。


新入生は入学後、教科書を受け取り、オリエンテーションを行って学校生活のルールや生活の仕方についてのレクチャーを受けます。そして、授業がスタートします。微動だにせずに着席の姿勢を保って先生を迎える生徒たちの緊張感は、担当の先生にも伝わります。4月はその緊張を解き、授業に前向きに取り組めるように導く大切な時期です。



生徒たちの持つ夢を現実のものに変える力は生徒自身が持っています。そのゴールに向けて一緒に力を合わせる出発式が入学式のもつ大切な意味の1つだと思います。
入学おめでとう!


4月4日に『良き心の実践』をテーマに “春の日光山研修” を実施しました。駒込中学での仏教行事の1つとして今年度から初めて取り入れたもので、参加希望制でスタートさせました。
結果30名の中学生が集まり、午前7時30分にいよいよ日光山輪王寺に出発しました。当日は4月といえどもまだまだ寒さが残り、男体山から雪の混ざる風が吹き下りていました。


正座の姿勢を保って開校式、法楽と続き、生徒個々に数珠が配られると気持ちも引き締まります。午前は住職の方からの法話です。人との関わり方や生き方など、これからどう生きていくべきか指針が示され、生徒は正座のまま熱心に耳を傾けてメモをとっていました。
昼食でも緊張がほぐれるわけではありません。精進料理を頂くわけですが、食器の音を一切立てずに正座をして頂きます。目の前の食に対する感謝の気持ちをもって頂く修行の一環だからです。「まだ、音がカタカタ聞こえるぞ」とお叱りの言葉が指導員の方から出てくることもありました。食器は全てお茶で洗い、飲み干すまで行います。


午後は「写仏」と「坐禅」を行いました。七福神の見本から1つ選び、それをトレースして色鉛筆で仕上げるわけですが、まず見本通りに写し取る線そのものが今の自分を表していると告げられます。心落ち着いていなければ、その線は蛇行してしまうからです。色もいい加減に塗ると、その人がいい加減な人間と言うことになるのですから、生徒たちも気を抜けません。時間が不足していたせいか、色塗りまで完成できなかった人もいましたが、最後に輪王寺の印鑑を押して頂き、その色紙に “法力” を入れてもらいました。


続いて外出して、僧侶の打ち鳴らしに合掌しながら静かに慈眼堂(じげんどう)へと僧侶の後についていきます。慈眼堂の内部はろうそくの明かりのみで薄暗く、いにしえの暮らしを彷彿とさせるものがありました。その冷え切った空間の中で坐禅止観が開始されました。文字通り無音の中、咳払い一つ聞こえません――。


――研修後の生徒の感想文には、辛かったけれど得るものが多くあったと述べてありました。高1になると比叡山での研修が待っています。そのとき今回参加した生徒たちは、この経験を十二分に生かしてくれることでしょう。それは生き方について更に次元の高い研修が出来ることを意味します。
来年の日光山研修には果たして何人の生徒が手を挙げるでしょうか。辛いという言葉に尻込みせずに挑戦してほしいと思います。



