100周年キャッチフレーズ 最優秀賞
高校3年生 橋本くるみさん
Profile
- 専攻コース:文系
- 部活動:茶道部
- 好きなこと:読書
- 駒込学園を選んだ理由:先生や先輩の穏やかな人柄に惹かれて
※学年・所属等は全て取材当時のものです。

自分の考えたフレーズが
卒業後も残っていくのは嬉しい。
─このたびは100周年記念キャッチフレーズの公募において最優秀賞を受賞されたそうですね。おめでとうございます!
K:ありがとうございます!学内サイトで審査結果を見たときは、びっくりしました。 実は私は2024年現在高校3年生なので、来年の100周年には卒業しているんです。ちょっと寂しいですが、少しでも母校の節目のイベントに関われたのは良かったです。
─どうして応募しようと思ったのですか?
K:正直なところ、賞金ほしさに…(笑)。でも、思い返せば、小学生の時から文章を考えるのは好きでした。読書感想文や標語など、夏休みの宿題も楽しくやってましたね。あと、私は一気に集中して取り組むよりも、何か別のことをしながらコツコツと進めるのが性に合っていて。登下校の途中や休み時間など、数日かけて考え続けたことで、いいフレーズに辿り着けたと思います。


漢字をひらがなにするだけで、
こんなに印象が違うだなんて。
─「100年のともしび、未来へつなぐ」。
このフレーズにはどんな想いが込められていますか?
K:比叡山延暦寺にある「不滅の法灯」をイメージしてつくりました。最澄上人が灯した「不滅の法灯」は、後世の僧侶たちが油を注ぎ続け、1200年ものあいだ消えずに守られてきたと言われています。駒込学園の歴史も同じだなと思いました。また、この100年の節目は、次の100年のはじまりでもあります。そのメッセージを込めて、「未来へつなぐ」を追加してみました!
─こだわったポイントはありますか?
K:ひらがなを使ったところでしょうか。はじめは「灯火」と書いていたのですが、どこか堅い印象に見えて…。キャッチフレーズはすぐに口に出しやすい方が良いと思ったので、最終的にはひらがなを選びましたね。
─自分の考えたキャッチフレーズが使われていくのはどんな気持ちですか?
K:私の言葉がひとつの看板のように使われていくのは、ちょっと照れくさいけど、嬉しいです!とてもいい経験ができたなと思います。

3歳から続けてきたお囃子。
やればやるほど、楽しくなる。
─Kさんが日頃、夢中になっていることはありますか?
K:毎年楽しみにしているのは囃子蓮での活動です。地元である湯島天満宮では毎年5月に例大祭が行われるので、本番前になると、毎週お囃子の練習で忙しくなります。おもに和太鼓や鐘などの和楽器を演奏しています!
─お囃子をはじめたきっかけは?
K:物心ついた時には、当たり前のように生活の中にお囃子がありました。母曰く、3歳の頃にはもう習っていたらしいので、もう歴15年になります(笑)。家族代々、所属しています。
─これからの目標はありますか?
K: 篠笛がもっと上手になりたいです。祭囃子の演奏において、曲を変えたりテンポをコントロールする役割を担うのが篠笛なのですが、これが難しくて…。私は中学生の時に練習をはじめたものの、まだまだ修行中。奥深い世界なので、15年続けていてもまだ学ぶことが沢山あって、常に新鮮な気持ちで習っています。地域の人たちから「盛り上げてくれてありがとう!」と嬉しい声をいただくことも多くて、それもお囃子を続ける言動力になっています。
─最後に。Kさんは将来、どんな大人になっていたいですか?
K:まったく想像がつきませんが、大人になっても「自分らしさ」を大切にしたいです。周りの人に流されることなく、自分のペースで進んでいきたいです。
─本日はありがとうございました!
K:ありがとうございました。