かいほうぎょう04峰行。午前2時に起床し、3時に出発。法話や坐禅などの体験から「人との関わりや生き方」を学ぶ寛永寺研修や、「自己への気づき学習」を目的とする比叡山研修に表わされる仏教的情操教育が「立体型人間教育」を支えます。非日常的な体験を通じて自分と向き合い、利他(他者のために役立つ自分)の心を持つ、この時代になくてはならない人材を育成します。高1から高3まで毎時間「合掌、礼、黙想」の号令で、心を落ちつかせてから授業を開始。そして、合掌、礼にて授業を締めくくります。また、仏教の教えによる人間のあり方について有名寺院の方々からお話を聴いたり、坐禅などを行い、静寂な空間の中で毎日の生活を反省して、自分自身を見つめなおす機会としています。大自然の中に身を置き、2泊3日で坐禅、写経、そして食器の音さえも一切立てずに精進料理をいただくなど、日常とは大きくかけ離れた修行体験を行います。この研修のメインは3日目の回比叡山の峰を約30㎞に渡り巡拝するという厳しいものです。高1の最初にこうした生涯に一度といえる研修を行い、その教えを自らの生活に照らし、自己と向き合い、これからの高校生としての生き方を考える機会とします。これにより自律心と豊かな心を持った「一隅を照らす」人になろうとする「自己への気づき学習」へとつなげていきます。仏教的情操教育比叡山研修(5月)社会で必要不可欠な正しい心の力。
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