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2020.04.08

新入生の皆さん

【駒込高等学校 新入生の皆さま】学校長式辞・生徒会長歓迎の言葉

入学おめでとうございます

駒込高等学校

校長 河合 孝允

■ 入学許可

新入生510名の駒込高等学校への入学を許可致します。校規校則を良く守り父母の期待に応えてください。

 

■ 入学式  学校長式辞

新入生の皆さん、入学おめでとうございます。これまで、みなさんをお迎えするために入学式の準備を行い楽しみにしてきましたが、新型コロナウイルスの感染の広がりのため、中止のやむなきにいたりました。とても残念ですが、みなさんの健康と生命が一番大切です。しばらく休校となりますが5月の連休明けにはスタートしたいと思っています。みなさんも健康に充分注意して、しっかりとこの困難に立ち向かってください。感染予防は「自助・共助・公助」が大切です。このうち「自分で自分を守ること」が「自助」です。手洗い、うがい、マスク、密集をさけることを自ら守りましょう。また、不規則な遊び中心の生活に陥らないよう、しっかりとした自学自習の生活リズムを守ってまいりましょう。

次に、家族や近隣の方や友達や親しい人たちと協力しあって、孤立しないように共に助け合うのが「共助」です。そして最後のもう1つが「公助」です。学校や役所、警察や消防署、保健所などの指示や連絡にそって、不要な外出を避けることに協力していきましょう。

ところで、教科書は政府の方針によりインターネット上で自由に見られるように措置されます。学校からの学習指示にそって「計画ある勉強」を開始してください。教科書の「1学期分」は少なくとも3回は読んでください。分からなくても良いのです。「何が分からないか」を知った上で授業にのぞむことが大事であるからです。「そうか!そういうことだったのか!」と授業で理解できた知識が自分のものとなるからです。皆さんはとても頭の良い生徒たちですが、今の生徒は「指示待ち世代」と言われ、「教科書が読めない生徒達」と言われています。頭は良いのですが「問題意識」や「課題意識」が薄いために「自分から知りたい」といって、未知の「問題分野」に飛び込んでいかず、その文章の持つ誤りを発見できずにそのまま覚えてしまうからです。

例えば、「読解力」の1つをとっても日本の生徒はOECDの調査で15位まで下がっているのです。世界標準の読解力とは「情報活用能力」を加えて読解力とされているのです。出題される問題それ自体が「フェイク(うそいつわり)ニュース」なのです。そのどこがフェイク(いつわり)かを問われるのです。今後、世界はフェイクニュースで人々の行動原理までがコントロールされる危険があるのです。「新型コロナウイルス感染問題」でもとんでもないフェイクニュースがネット上でとびかっています。何が正しい情報で、何がフェイクニュースかを峻別できる学力=読解力が世界標準の学力として求められているのです。

駒込高校へのご入学おめでとうございます。しっかりとした学びを開始しましょう!

 

■ 歓迎の言葉

駒込高等学校生徒会長

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。また、保護者の皆さま、お子様のご入学誠におめでとうございます。厳しい受験勉強、合格発表を終え、緊張と期待の日々を送ってきたことと思います。

さて、この駒込高校は強制されることがあまりない学校です。つまり、この駒込高校でどのような生活をするのかをすべて自分で決めることができるということです。

図書室、自習室、トレーニングルームなどの施設も全て自由に使用することができます。部活動でいえば運動部が19、文化部が14、同好会が5つあり、兼部することもできます。勉強でいえば、夏期講習や英語キャンプ、勉強合宿など普段の学習をサポートするプログラムがあります。先生に頼めば個別で補習をしていただけます。しかし、それらも全て自主参加になります。裏を返せば、能動的に行動しなければ進歩はありません。

高校生は大人と子供の狭間であり、だからこそ感じる感情やさまざまな経験があるはずです。その中で失敗することもあると思います。しかし、そこから学ぶことはとても重要で、先生やこれからできる友達、仲間に助けられることがきっとあります。

皆さまの益々のご活躍を心よりお祈り申し上げまして、以上、歓迎の言葉とさせていただきます。

令和二年四月八日