3、4日目はマレーシア滞在を続け、まず地元の村を訪れ、 グループごとに各家庭にお邪魔してランチをいただきました。 神聖なる右手のみでカレーを頂いたり、子供達と戯れたりと、 ごく普通の日常が異文化理解そのものであり、 生徒たちにとっては新鮮な驚きの連続です。
その異文化を知る体験の場としてマレー文化村という施設を訪れ、 伝統の蝋燭染や民族衣装を着たダンサーと一緒に伝統的な踊りを楽 しみました。同世代の生徒たちとも触れる機会は当然設けており、 翌日は学校訪問を行いました。
単なる挨拶で終始することはなく、お互いに歓迎の「出し物」 を用意して披露しました。相手の学校は民族ダンスや独唱、 本校は合唱部コーラスと和太鼓演奏。 特にコーラスはマレーシアでも流行りのアニメ挿入歌やディズニー の選曲はさすがでした。
これをきっかけに一気に仲良くなり、 着物の試着や名前をひらがなや当て字の漢字で半紙に書いてプレゼ ントして、大変もりあがりました。
もちろん英語を共通語としてコミュニケーションをとりましたが、 その壁を超えた所に彼らの笑顔があったと思います。
民族は違えど、 お互いの文化や風趣を尊重する中に本当の意思疎通、 コミュニケーションが生まれることを身をもって体験できたと思い ます。まさに「修学」旅行です。(副校長 角田)